浴室などのシャワーからポタポタと水が漏れる原因は
①シャワーヘッド本体の劣化
②水栓の接続部の緩みや内部の部品の劣化
③シャワーホースの劣化
の3つに分かれます。
<故障ではない場合もある>
先ずは水栓を閉め、シャワーヘッドを上向きにしてみましょう。それで水が止まれば、シャワーヘッド内の残留水が原因と考えられ、故障はしていないため修理も不要です。
シャワー使用後にヘッド部分を下向きにして、水抜きすると水が垂れることはありません。
<シャワーヘッド本体に原因がある場合>
シャワーヘッド本体とホースの接続部分からの水漏れでは、次のような原因が考えられます。
①シャワーヘッド根元のパッキンの劣化
②シャワーヘッド内部の部品の劣化
<シャワーホースに原因がある場合>
シャワーを使用している際にシャワーホース部分から水が漏れだしていたら、ホースに穴が開いていたり裂けていたりすることがあります。
①シャワーホースの劣化
②外部からの衝撃などによる損傷
<水栓に原因がある場合>
水栓をしっかりと閉める、シャワーヘッドを上向きにする、という方法を試しても水が止まらないケースでは、次のような原因が考えられます。
①パッキンの劣化
②シャワーとカランへの吐水を切り替えるバルブの不具合
水栓やシャワーの使用期間が10年を超える場合、パッキンや内部に使用されている部品の劣化によって、水のトラブルを引き起こしやすい状態となっています。
<業者への修理を依頼した方が良いケース>
シャワーヘッドやシャワーホースの交換、パッキンの交換程度で済む修理であれば、自分で直す場合もそれほど難しい作業ではありません。しかし、水栓自体の交換が必要な場合は、水道修理業者への修理を依頼するのがおすすめです。
特に浴槽に取り付けられている水栓やサーモスタットタイプの水栓は交換作業の難易度が上がるため、直し方がわかっていても自分では復旧できなかったり、他の部分から水漏れといった別のトラブルを引き起こしてしまったりするケースがあります。
必要な工具が揃っていない、交換すべき部材の品番がわからないという場合も、無理して自分で直そうとせずに専門業者に依頼した方が、結果的に手間なくスムーズに水漏れを解消できるでしょう。