洗濯水栓を開けっ放しにしておくと、蛇口やその周辺部分に大きな負担がかかり、破損などのトラブルが起きることがあるので止水は重要です。洗濯水栓を閉めないことで起こるリスクを具体的に4つご紹介します。
<水圧で破損が起こることがある>
1つ目は、水圧により破損が起こるリスクです。洗濯水栓を開けっ放しにすると、給水栓に常に水圧がかかった状態になります。洗濯水栓は経年劣化が起こりやすいため、蛇口を使用するたびに開閉して使っていても一定期間ごとに交換などのメンテナンスが必要ですが、蛇口を開けっ放しにしていると、劣化がさらに早まってしまう原因になります。
<ジョイント部分の故障が起こりやすくなる>
2つ目は、ジョイント部分の故障が起こりやすくなるリスクです。洗濯水栓のジョイント部分や給水ホース、パッキンなどに劣化が起きるケースもあります。これらの部位には金属ではなく、ゴムやプラスチックなどの素材が使われることも多いです。ゴムやプラスチックの部品は次第に傷んで伸びてしまったり、硬化して割れたりすることもあります。ジョイント部分やホース、パッキンに負担がかかり、ちょっとした衝撃で不具合が生じるかもしれません。
<水栓が閉まりにくくなる>
3つ目は、洗濯水栓が閉まりにくくなるリスクです。ずっと開けっ放しになっていた水栓は、ゴムパッキンなどの止水部分が固くなっていることがあり、この状態の洗濯水栓を無理に閉めると、ゴムパッキン周辺の破損が起きる可能性があります。
蛇口周辺で破損が起きるとその部分から水漏れしてしまい、大きなトラブルにつながってしまいます。蛇口のハンドルが固くて閉まりにくいときは無理に動かさず、パッキンの交換や修理などを専門業者に相談しましょう。
<地震が起きた時の被害が大きくなる>
4つ目は、地震が起きた時の被害が大きくなるリスクです。万一の地震の際には、洗濯水栓を開けていることが原因で被害が広がってしまう恐れがあります。地震の衝撃で給水ホースが外れたり、蛇口に割れが生じたりすると水漏れによる甚大な被害が起きてしまいます。