台所や洗面所で水を使おうと思ったら、蛇口が固くて回らなくなってしまった、という経験はありませんか?
無理に力をかけてハンドルを回すと、部品の破損や水漏れといった新たなトラブルの原因となってしまうこともあるため注意が必要です。
<蛇口が固い原因>
そもそも、なぜ蛇口のハンドル部分が固くなってしまうのか、まずは主な原因について解説いたします。
1.部品のグリスが切れている
蛇口が固くなってしまう原因のうち最も多いのがグリス切れです。グリスとは潤滑油のことで、滑りをよくする効果があり
ます。蛇口にはたくさんの部品が使われているため、グリスが切れてしまうと他の部品の劣化や摩耗にもつながってしまい
ます。
2.部品が劣化・摩耗している
ゴムパッキンやネジといった部品が経年により劣化したり、摩耗したりというのも、蛇口が固くなってしまう原因の一つで
す。基本的にゴムやパッキンなどは消耗品ですので、ある程度の年数で交換するのが理想です。
3.部品がサビている
水回りはどうしても長年の使用によってサビが発生しやすくなります。特に、目に見えない部分で少しずつサビが増えてい
くと、気が付いた時には各部品が正常に機能しなくなっていることもあります。
4.ミネラルが結晶化して部品に付着している
固くなった蛇口の水栓周りに白い汚れのようなものが付着していた場合、水道水に含まれるミネラルが結晶化している可能
性があります。蛇口の内部にまで付着してしまっていると、動きに影響を及ぼす原因となります。
<固い蛇口を回す方法>
水道の蛇口が固くて回らない時、素手で力を入れて回そうとするとケガをしてしまうことがあるため危険です。少し試してみても回りそうにない時には、タオルなどを蛇口部分に巻いて試してみましょう。素手で回す時と比べて、蛇口と手のひらの接地面積が大きくなるため、力をしっかりと伝えることが出来るだけでなく、ケガの予防にもなります。ちょっとした劣化やサビなどが原因で回りにくくなっているだけであれば、この方法で解決するはずです。
タオルを巻いて回してみても動かない場合は、修理業者に任せるか、蛇口一式を新しいものに交換することをお勧めいたします。