<給湯器のよくある水漏れ原因6つ>
①老朽化による劣化
給湯器から水漏れする原因には、老朽化による劣化が挙げられます。
一般的に給湯器の寿命は「8~10年」です。使用年数が長くなるとゴムパッキンが劣化・破損し、水漏れを引き起こす原因になります。またナットも緩みやすくなるので、水圧に耐え切れず水漏れを起こす場合もあります。
基本的に老朽化による水漏れは、専門業者による修理や交換が必要です。
②配管の凍結
給湯器の配管が凍結してしまうと、水漏れにつながる恐れがあります。
配管の中にたまっている水が凍結すると、配管内部が膨張して配管を破裂させてしまうことがあります。
凍結による水漏れは、凍結した水が溶ける暖かい日に発覚しやすいので、原因に気付きにくいかもしれません。
③施工ミス
給湯器設置の際に正しく配管の取付が行えていないと、そこから水漏れが発生する恐れがあります。
給湯器設置・修理後に何か不具合があった場合は、工事を行った業者になるべく早く連絡をして対応してもらいましょう。
④給湯器の水抜き
給湯器が水漏れしていても、故障ではないケースがあります。
「水抜き栓」という給湯器内部の余分な水を排水するための器具が作動している場合です。
給湯器本体の凍結予防として水抜き栓から水が漏れることがあります。また、長い間給湯器を使用していないと内部の圧力が高まってしまうため、水を出して減圧することがあります。
ただし、水抜き栓からの水漏れが長く続く場合や、大量の水が漏れている場合は故障の恐れがあるので注意が必要です。
⑤エコキュートの結露
エコキュートを利用していると、結露が生じることがあります。朝方だけヒートポンプの周りが水漏れしていると感じた
場合は、水漏れではなくエコキュートの結露が原因であることが大半です。
⑥長期間の未使用
旅行などの理由により長期間、給湯器を使用していなかった場合、水漏れが発生しているケースがあります。
水漏れの原因が水抜き栓からの排水であれば問題ありません。
ただし、冬場であれば凍結が原因で配管から水漏れしていることもあります。