壁埋め込み式洗濯蛇口(水栓コンセント)は、本体を壁の中に収納するタイプです。
主なメリットは、①洗濯機を壁にピッタリ寄せて設置できる省スペース性、②ホースや蛇口の出っ張りがなくなり見た目がスッキリする点、③万が一のホース抜けでも自動で止水する緊急ストッパー機能の3点です。
<主なメリット>
1.省スペース化と見た目の美しさ
蛇口が壁にフラットに収まるため、洗濯機を奥の壁ギリギリまで押し込むことが出来ます。デッドスペースが減り、脱衣所
やランドリースペースを広く有効活用できます。
2.安全性(緊急止水弁付き)
多くの壁埋め込み式水栓には、水を通している状態でホースが外れても、瞬時に水を止める「緊急止水弁」が標準または
オプションで搭載されています。留守中や就寝中の水漏れリスクを大幅に軽減します。
3.お手入れが簡単
壁からの突起物が少ない為、ホコリや水垢が溜まりにくく、日々の拭き掃除がしやすくなります。
<主なデメリット>
1.メンテナンスや修理のハードルが高い
①修理が大掛かりになりやすい
水栓自体が壁の中に埋め込まれている為、ちょっとしたパッキン交換であってもパネルの脱着が必要になるなど専門業者
による対応が基本となります。
②部品の廃番による本体交換
長年使用した後に水漏れや故障が起きた際、同じメーカーや型番のパーツがすでに製造終了していることが多く、水栓本
体の交換(壁の補修や配管工事を伴う大規模な工事)を余儀なくされるケースがあります。
2.水漏れトラブルのリスク
①内部漏れに気付きにくい
蛇口周りのトラブルが壁の内部で進行するため、「壁紙がふやけてきた」「カビ臭い」あるいは「階下へ水漏れして初め
て気付く」といった手遅れになりがちな側面があります。
②給水ホースの接続トラブル
埋め込み部の奥行きや形状によっては、洗濯機に付属する給水ホースの接続部が干渉しやすく、無理に繋ぐことで水漏れ
の原因になることがあります。
3.最新の大型洗濯機との干渉問題
①蛇口の位置と本体がぶつかる
昨今のドラム式洗濯機や大容量の縦型洗濯機は高さや奥行きがあります。設置する洗濯機のフタ(ドア)や背面が、
埋め込み水栓のレバーやパネル部分に干渉してしまい、そもそも設置できないというケースが起こり得ます。
<対策とアドバイス>
埋め込み水栓でトラブルが起きた時や、これから新しく洗濯機を買い替える場合は以下の点に注意してください。
①事前の採寸
新しい洗濯機を購入する前に、水栓の位置(高さ)から床までの距離と、洗濯機本体の寸法を必ず測り、干渉しないか
確認しましょう。
②専門業者に相談
水漏れが少しでもある、あるいはハンドルやレバーが硬くて回らないといった症状がある場合は、無理にいじって破損
させる前に専門の水道業者へ点検・修理を依頼してください。